大会長挨拶

公益社団法人 日本放射線技術学会
近畿支部第63回学術大会 大会長挨拶

 

『START UP Radiological Technology ~時代を読む力~』

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平山 伸一
(兵庫医科大学ささやま医療センター)


時下,ますますご清栄のことと,お喜び申しあげます.

 この度,歴史ある日本放射線技術学会 近畿支部 第63回学術大会 大会長を務めさせて頂くことになりました.微力微才ではございますが,私に課せられました役割を果たすべく,任務に努力いたす所存でございますので,何とぞご指導の程よろしくお願い申しあげます.今回は,港町神戸の開催にあたり神戸低侵襲がん医療センター 岡山 貴宣先生に実行委員長の大役を引き受けていただき感謝いたします.また副実行委員長の兵庫医科大学病院 源 貴裕先生をはじめ兵庫県で学術実績のある7名の先生方に実行委員になっていただき学会員の皆様に満足していただける企画,運営を目指しております.
 今回の学術大会のテーマを『START UP Radiological Technology ~時代を読む力~ 』とさせていただきました.スタートアップとは,現在世界を圧巻する企業 アマゾンやアップル社等(GAFA)のような起業をさすものであります.彼たちが成功した裏には,時代の流れと顧客から求められる熱烈なプロダクトとアイデアを迅速に実践したと考えられます.この事は,我々が置かれている放射線医学界でもまさに起きています.放射線機器の進歩もさる事ながらAI,ディープラーニングによる画像自動診断,分子イメージング,支援ロボット技術,ビッグデータの応用などの進化は,現場にいる私も日々の変化に驚かされる昨今です.この変化に放射線技術学を専門とする学会としては,従来目指していた視点を大きく見直す時期にきているのでは?と考えています.そこで起業の科学としてのSTAR UPの原則から学術研究テーマを決める手段に1.アイデアの検証 2.課題における質の向上 3.ソリューションの検証 4.カスタマー(患者)が求めるプロダクト 5.スケールする為の変革 以上の概念を少しでも意識できるよう実行委員会では,数々のテーマに沿った企画をプラニングしました.
 元号が変わる2019年の12月に開催される学術大会にふさわしく『START UP』のモチベーションを持って会員の皆様から『時代を読む』驚愕的イノベーションが将来生まれるきっかけになれれば幸いと考えています.
 また学会開催期間は阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂の意を込めると共に,都市の復興・再生への夢と希望を託した第25回神戸ルミナリエの開催予定期間です.素敵な神戸の夜も満喫していただけることと思います.ご多忙中,誠に恐縮でございますが,是非ともご来臨の栄を賜りますよう,謹んでお願い申しあげます.

敬白