ご挨拶

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「探求の道」がみなさんを待っています

 

公益社団法人 日本放射線技術学会
第65回近畿支部学術大会 大会長
 
滋賀医科大学医学部附属病院

木田 哲生


 2020年,計画していた第64回近畿支部学術大会は,コロナ禍により幻に消えてしまいました.ようやく,社会生活が段階的に戻るかとの期待の中,第3波のピークをむかえ,緊急事態宣言が近畿三府県に発令されました.増加一途の感染者数,医療ひっ迫の緊張感の中で会員の皆様も個々に闘っておられることと存じます.今は疲弊した毎日ですが,我々,一人一人が社会責任を果たしながらも自分の生活を取り戻していくことが必要です.この一年,我々の使命を果たしつつ,自らの向上へのモチベーションを途切れさせることなく,学術活動を継続されてきたことでしょう.
 第三次AI時代の今日,他分野から遅れるも,医療技術,画像診断に多くのAI技術が導入され,さらに研究が進められています.また,今後の社会活動における働き方においてもAIを活用するための研究,実用が進んでおり,今後の社会に向けての明確な道筋が示されています.あらゆる資源の有効的な利活用が求められる将来,内閣府の科学技術構想では,仮想と現実を融合した人間中心の社会(Society5.0)の実現が必要と言われています.理工学・医学と統計学を融合した新しい領域で産まれる情報活用する技術開発に期待されています.
 医療福祉へのAI技術は,放射線診療の領域においても重要で今後の多くの探求のseedsがあると考えています.ウィズコロナの時も,「探求の道」は続き,我々の目指す目標はクリアです.今大会では,この「探求」の精神をテーマに掲げています.是非とも多くの皆様のご参加を役員・実行委員一同,心からお待ちしています.

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