専門部会雑誌レビュー(レビュー2)では過去の各専門部会雑誌から役立つ情報を紹介しています.
第8回は,撮影部会雑誌から胸部X線撮影に役立つ情報ということで,2021年春の総会学術大会で開催された撮影部会より『基本に戻ろう! 胸部X線画像をみんなで再学習』をご紹介します.
 肺がんの罹患率・死亡率は年々増加しており,胸部単純X線写真は低侵襲かつ簡便であり,情報量も多いことからスクリーニング検査に最も適しています.
  しかし,肺野結節影は約70%が肺野の骨陰影に重複しているといわれており,胸部単純X線写真は最も基本的であると同時に最も読影に熟練を要する検査法といわれています.
  さらに近年,従来のフィルムライクの画像からディジタル画像へと変わってきていますが,撮影の基本であるポジショニングや描出すべきポイント,撮影条件等は変わらず,そういった基本を大切にするからこそディジタルの技を活かせるのではないでしょうか.
このワークショップでは基本に立ち返って胸部X線写真を再学習しており,ここで学習すれば混乱していた頭の中もスッキリすること間違いナシです.明日からの胸部X線撮影に活用できます。是非,ご覧下さい!!
 この記事は,撮影部会雑誌Vol.29,No.1, p4-17に掲載されております.
 
 
2021年度春 撮影部会
 ワークショップ 『基本に戻ろう! 胸部X線画像をみんなで再学習』
 (1)「胸部X線画像はどうあるべきか − 全衛連の評価法から見えるもの −」
 (2)「撮影前に知っておきたいこと ~ システムや撮影条件の考え方 ~」
 (3)「画像処理の基本」
 (4)「これからの胸部X画像」
 
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