専門部会雑誌レビューNo.4(BCP策定手順とその実際 -その日に備えて-)

 専門部会雑誌レビューでは過去の各専門部会雑誌から役立つ情報を紹介しています.

第4回は,医療情報部会雑誌から「BCP策定手順とその実際 -その日に備えて-」ということで,第46回秋季学術大会(仙台)の報告として第32巻医療情報部会雑誌より「BCP策定手順とその実際 -その日に備えて-」をご紹介します.

 地震などの災害は, 精度の高い予測が難しいため,普段の備えが重要です.南海トラフでマグニチュード8~9の巨大地震が今後30年で起きる確率は約80%とされています.発生時は,環境面からはインフラ設備が被害を受け,人的な面からは勤務者の確保ができず事業継続ができなくなることも予測されます.ただ病院施設などは社会的意義からも,原則として事業を継続することが求められます.このための事業継続に向けた取り組みとして,BCP(事業継続計画)を策定し, 実行することが不可欠です.これを機に,新たにBCPを策定する施設や,既にBCPを策定し実行している施設においても, 今一度BCPの点検をしてみられては如何でしょうか.自然災害だけでなく, 新型コロナなどの感染症の事業継続にも参考になると思われます.是非, ご覧いただき自施設のBCPの充実に取り組んでください.

この記事は,医療情報部会雑誌Vol.17,No.1, , 32巻, p12-29に掲載されております.
https://www.jsrt.or.jp/data/pdf/bukaishi/7iryoujouhou_2019_04_secure.pdf

2018年度秋 医療情報部会 報告

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